2004年度 計算理工学基礎

 第13回講義 「ハイパフォーマンスコンピューティングの基礎」

 日時: 2004年7月6日(火) 10:30 - 12:00
 講義室: 3号館331号講義室
 講師: 山本有作


講義で使った資料

 「ハイパフォーマンスコンピューティングの基礎」(PowerPoint,182KB)


レポート課題

 ・以下の(1)〜(4)のうち,1題を選んで解答せよ。
 ・7/31までに3号館381号室前のレポート入れに提出のこと。

 (1) 行列乗算プログラムの最適化と性能評価

  行列乗算を行うプログラムを作成し,ループ展開(レジスタブロッキング)やキャッシュ
  ブロッキングなどの最適化手法を適用してどの程度の性能向上効果があるかを調べよ。
  なお,プログラムもレポートに添付して提出のこと。

 (2) ATLASの性能評価

  ATLAS(Automatically Tuned Linear Algebra Subprograms)を身近なパソコンにインス
  トールし,行列サイズをいろいろに変えて行列乗算を実行して性能を調べよ。
  (ただし,ATLASは基本的にUnix(Linuxも含む)用のソフトウェアであり,Windowsでイン
  ストールするには,Cygwinなどを用いて,Windows上にLinux環境を構築することが必要
  となる。)

 (3) FFTWについての調査

  FFTWと呼ばれるFFT(高速フーリエ変換)のためのフリーソフトウェアについて調べよ。
  特に,(i) どんな機能を持つか,(ii) 他のFFTプログラムと比べてどんなところが特徴か,
  (iii) どうやってその特徴を実現しているか,について調べよ。

 (4) Strassenのアルゴリズムの性能評価

  Strassenのアルゴリズム(上記の講義資料の17ページを参照)のプログラムを作成し,
  通常の行列乗算と比べてどの程度の性能向上効果があるかを調べよ。なお,プログラ
  ムもレポートに添付して提出のこと。


リンク

 ・ATLASのホームページ
 ・Linux上でのATLASのインストール方法1(早稲田大学 大石先生のページ)
 ・Linux上でのATLASのインストール方法2(京都大学 山本先生のページ)
 ・FFTWのホームページ


連絡先

 計算理工学専攻 杉原研究室 山本有作
 居室: 工学部3号館北381号室
 Email: yamamoto@na.cse.nagoya-u.ac.jp
 内線: 5380


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